中学1年生 数学

データの活用

ヒストグラムは、データの散らばりを形で見せる図です

相対度数を使うと、全体の人数がちがうデータどうしをくらべられます。 中央値は、階級の並びの真ん中ではなく、人数で数えて真ん中の階級です。 多数回の試行では、相対度数がそのまま確率とみなせます。

この単元でおさえること

  1. ヒストグラムは、柱と柱のあいだを空けずにかく

  2. 相対度数は、その階級の度数÷全体の度数

    小数で表す。

  3. 累積度数は、いちばん下の階級から順に度数を合わせた数

  4. 最頻値は、度数がもっとも多い階級で答える

  5. 中央値は、階級の並びの真ん中ではない

    人数で数えて真ん中。

  6. 多数回の試行では、相対度数が確率とみなせる

できるようになること

  1. ヒストグラムから階級の度数を読み取れる
  2. データの範囲を求められる
  3. 相対度数を求められる
  4. 累積度数を求められる
  5. 最頻値がふくまれる階級を答えられる
  6. 中央値がふくまれる階級を答えられる
  7. 分布から割合を読み取って判断できる
  8. 多数回の試行の相対度数から確率をとらえられる

れんしゅうの問題は、ぜんぶで 240問あります。下の「やってみる」では、そのなかから 8問ずつ出します。

例題で考え方を見る

例題 1 データの活用

あるクラスの 25 人の身長を調べました。 150以上155未満の階級の度数を答えなさい。

階級の区切り
150以上155未満
まず「以上」と「未満」で、どこからどこまでかをたしかめます
柱の高さ
6
たての目もりを読みます。これがその階級の度数です

答え 6

度数は、その階級に入っているデータの個数です。下から合わせた数ではありません。

例題 2 データの活用

あるクラスの 20 人のテストの得点を調べました。 度数がもっとも多い階級を答えなさい。

  • 50以上60未満
  • 60以上70未満
  • 80以上90未満
  • 40以上50未満
度数をくらべる
5,7,4,3,1
柱の高さをくらべます
もっとも多い度数
7
その柱の階級が最頻値をふくみます

答え 50以上60未満

例題 3 データの活用

あるクラスの 25 人のテストの得点を調べました。 80以上の人は、全体の何%ですか。

その階級以上の人数
53
その階級もふくめて合わせます
合わせた人数
8
全体は 25 人です
8÷25
32%
百分率で表します

答え 32%

やってみる

えらんでから、答えをひらいてください。まちがえたときは、どこでちがったのかを見てから、もう一度やります。

  1. あるクラスの 20 人の身長を調べました。 160以上165未満の階級の度数を答えなさい。

    • 3
    • 20
    • 4
    • 1
    答えと考え方を見る

    答え 3

    階級の区切り
    160以上165未満
    まず「以上」と「未満」で、どこからどこまでかをたしかめます
    柱の高さ
    3
    たての目もりを読みます。これがその階級の度数です

    全体の度数を答えています。聞かれているのは、その階級の人数です

    1つ下の階級を読んでいます。「以上」と「未満」で区切りをたしかめます

    1つ上の階級を読んでいます。「以上」と「未満」で区切りをたしかめます

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  2. 次のデータの範囲を求めなさい。 15,28,42,22,13,23,17(点)

    • 55
    • 7
    • 29
    • 42
    答えと考え方を見る

    答え 29

    いちばん大きい値
    42
    まず最大の値をさがします
    いちばん小さい値
    13
    つぎに最小の値をさがします
    4213
    29
    差が範囲です

    たしています。範囲は、いちばん大きい値からいちばん小さい値をひきます

    データの個数を答えています

    いちばん大きい値を答えています

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  3. あるクラスの 25 人の身長を調べました。 155以上160未満の階級の相対度数を求めなさい。

    • 7
    • 28
    • 0.44
    • 0.28
    答えと考え方を見る

    答え 0.28

    その階級の度数
    7
    ヒストグラムから読み取ります
    全体の度数
    25
    すべての階級の度数を合わせた数です
    7÷25
    0.28
    相対度数は小数で表します

    度数をそのまま書いています。相対度数は、度数 ÷ 全体の度数です

    百分率のまま書いています。相対度数は小数で表します

    となりの階級を見ています

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  4. あるクラスの 25 人の通学時間を調べました。 20未満の累積度数を求めなさい。

    • 4
    • 10
    • 6
    • 15
    答えと考え方を見る

    答え 10

    下から順に
    136
    いちばん下の階級から順に合わせます
    136
    10
    これが累積度数です

    1つ手前までしか合わせていません

    その階級の度数だけを答えています。累積度数は、下から合わせた数です

    のこりのほうを答えています

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  5. あるクラスの 20 人の身長を調べました。 度数がもっとも多い階級を答えなさい。

    • 160以上165未満
    • 145以上150未満
    • 155以上160未満
    • 150以上155未満
    答えと考え方を見る

    答え 150以上155未満

    度数をくらべる
    5,7,5,3
    柱の高さをくらべます
    もっとも多い度数
    7
    その柱の階級が最頻値をふくみます

    いちばん上の階級を答えています。値の大きさではなく、人数で決めます

    いちばん下の階級を答えています。値の小ささではなく、人数で決めます

    1つとなりの階級です。数えなおしてみます

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  6. ペットボトルのふたを 400 回投げたところ、表が 120 回出ました。表が出る確率は、どれくらいと考えられますか。

    • 0.7
    • 30
    • 0.3
    • 120
    答えと考え方を見る

    答え 0.3

    相対度数
    120÷400
    起こった回数を、投げた回数でわります
    120÷400
    0.3
    これが相対度数です
    確率
    0.3
    投げる回数を増やすと、この値に近づいていきます

    起こらなかったほうの割合です

    百分率のまま書いています。確率は小数で表します

    回数のまま答えています。確率は、回数 ÷ 投げた回数です

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  7. あるクラスの 20 人の身長を調べました。 中央値がふくまれる階級を答えなさい。

    • 165以上170未満
    • 155以上160未満
    • 150以上155未満
    • 145以上150未満
    答えと考え方を見る

    答え 150以上155未満

    全体の人数
    20
    まず全体の度数を数えます
    真ん中の順位
    10
    下から数えて 10 番目の人がいる階級です
    下から数える
    150以上155未満
    累積度数が 10 をこえたところの階級です

    いちばん上の階級を答えています。値の大きさではなく、人数で決めます

    階級の並びの真ん中を答えています。人数で数えて決めます

    度数がもっとも多い階級を答えています。それは最頻値です

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  8. あるクラスの 20 人の身長を調べました。 150以上の人は、全体の何%ですか。

    • 0.95
    • 5%
    • 19
    • 95%
    答えと考え方を見る

    答え 95%

    その階級以上の人数
    3574
    その階級もふくめて合わせます
    合わせた人数
    19
    全体は 20 人です
    19÷20
    95%
    百分率で表します

    相対度数のままです。%で聞かれています

    その階級より下の人の割合です。「以上」なので、その階級もふくめます

    人数を答えています。全体でわって百分率にします

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

よくあるまちがい

となりの階級を読む

1つとなりの柱を読んでしまう

「以上」はその値をふくみ、「未満」はふくまない。区切りをたしかめる。

度数と累積度数を取りちがえる

その階級の度数を聞かれているのに、下から合わせた数を答えてしまう

もっとも多い階級の度数を答える

聞かれた階級ではなく、いちばん高い柱の度数を読んでしまう

全体の度数を答える

その階級の人数ではなく、調べた人数の合計を答えてしまう

範囲でたし算をする

いちばん大きい値といちばん小さい値をたしてしまう

範囲は、大きいほうから小さいほうをひいた差である。

データの個数を答える

散らばりの大きさではなく、データがいくつあるかを答えてしまう

全体の度数でわらない

相対度数を聞かれて、その階級の度数をそのまま答えてしまう

相対度数は、その階級の度数÷全体の度数である。

百分率のまま書く

相対度数 0.15 を 15 と書いてしまう

相対度数は小数で表す。

百分率で聞かれて相対度数を書く

「何%ですか」と聞かれているのに、0.8 のように小数で答えてしまう

累積度数を聞かれて度数を答える

その階級の度数だけを答えてしまう

累積度数は、いちばん下の階級から順に合わせた数である。

のこりのほうを答える

「〜未満」の人数を聞かれて、「〜以上」の人数を答えてしまう

中央値を階級の並びの真ん中とする

階級が5つあるとき、まん中の3つめの階級を中央値としてしまう

中央値は、人数で数えて真ん中にくる人がいる階級である。

中央値と最頻値を取りちがえる

中央値を聞かれて、度数がもっとも多い階級を答えてしまう

最頻値と中央値を取りちがえる

最頻値を聞かれて、中央値のある階級を答えてしまう

いちばん上の階級を答える

値がいちばん大きい階級を答えてしまう

代表値は、値の大きさでは決まらない。

いちばん下の階級を答える

値がいちばん小さい階級を答えてしまう

代表値は、値の小ささでは決まらない。

反対のほうの割合を答える

「〜以上」の割合を聞かれて、「〜未満」の割合を答えてしまう

確率でも、起こらなかったほうを答えてしまうことがある。

確率を回数のまま答える

1000回投げて380回のとき、380 と答えてしまう

確率は、起こった回数÷投げた回数である。

むずかしいと感じたら、ここまでもどる

この単元は、前に習ったことの上に立っています。分からないところがあったら、下から順にたしかめてください。学年をさかのぼってかまいません。

  1. 小2 かけ算
    • 九九を となえて 1けた × 1けた の 答えが 出せる
    • 一つ分の数と いくつ分を 見つけられる
  2. 小3 わり算
    • わりきれるわり算ができる
    • 九九を使って商を見つけられる
  3. 小3 小数
    • 0.1がいくつ分かで小数の大きさを言える
    • 0.1のくらいまでの小数の大きさをくらべられる
    • 0.1のくらいまでの小数を読んだり書いたりできる
  4. 小4 小数のたし算・ひき算
    • 筆算で小数点をそろえて書ける
  5. 小4 小数のかけ算・わり算(整数をかける・わる)
    • 小数÷整数の筆算ができる
  6. 小4 二次元の表と折れ線グラフ
    • 二次元の表からますの数を読み取れる
    • 折れ線グラフから数を読み取れる
  7. 小5 小数点の移動
    • 小数を10倍・100倍・1000倍できる
  8. 小5 小数のわり算
    • 小数÷小数の筆算ができる
    • 小数÷整数の筆算ができる
  9. 小5 割合と百分率
    • くらべる量ともとにする量から割合を求められる
    • 割合を百分率で表せる
  10. 小5 円グラフと帯グラフ
    • 円グラフや帯グラフから割合を読み取れる
  11. 小6 データの調べ方
    • ドットプロットを読み取れる
    • 中央値を求められる
    • 散らばりの大きさを求められる
  12. 中1 正の数と負の数
    • ひき算をたし算に直して計算できる
    • 符号がちがう2数のたし算ができる
    • 正負の数の大小をくらべられる

まちがえたところは、あしたもういちど出ます。同じ問題ではなく、にた問題で出します。

今日の10問をやる

おうちの方へ|この単元があつかう学習指導要領の項目

データの活用 データの分布(ヒストグラム,相対度数)

この学年で扱う ヒストグラム 相対度数 範囲 累積度数

この学年では扱わない 四分位範囲・箱ひげ図(第2学年で扱う)

データの活用 不確定な事象の起こりやすさ(多数回の試行による確率)

この学年では扱わない 場合の数を基にして得られる確率(第2学年で扱う)

出典:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編(文部科学省) /第2章 各教科 第3節 数学 第2 各学年の目標及び内容 〔第1学年〕

この単元を直した日:2026-08-23