中学1年生 数学

文字と式

文字式では × を省いて 3a と書き、÷ は分数の形にします

1a とは書かず a と書きます。 たし算・ひき算では、文字の部分が同じ項どうしだけをまとめます。

この単元でおさえること

  1. × は省く。数を文字の前に書く。a×3 は 3a。

  2. 1a とは書かない

    a と書く。−1a は −a。

  3. ÷ は分数の形にする

    x÷3 は x/3。

  4. 3x と 3x はちがう

    3x は x の 3 倍。

  5. まとめられるのは、文字の部分が同じ項どうしだけ

  6. 4xx は 3x

    x が消えて 4 になるのではない。

できるようになること

  1. 文字式の書き方の決まりにしたがって書ける
  2. 場面を文字式で表せる
  3. 式に数を代入して値を求められる
  4. 式の項と係数を答えられる
  5. 文字の部分が同じ項をまとめられる
  6. かっこをはずして計算できる
  7. 一次式に数をかけたり、数でわったりできる
  8. 大小の関係を不等式で表せる

れんしゅうの問題は、ぜんぶで 238問あります。下の「やってみる」では、そのなかから 8問ずつ出します。

例題で考え方を見る

例題 1 文字と式

5 × a を、文字式の書き方で表しましょう。

  • 5a
  • a5
  • a × 5
  • a + 5
もとの式
5 × a
どの決まりを使うかを見ます
5 × a
5a
× は省き、数は文字の前に書きます

答え 5a

1a とは書かず、a と書きます。−1a は −a です。

÷ は分数の形にします。

例題 2 文字と式

4x + 8x を計算しましょう。

文字の項
4x と 8x
文字の部分が同じ項どうしを集めます
48
12
係数どうしをたします。文字はそのまま残ります
数の項
12x
数の項は、数の項どうしでまとめます

答え 12x

例題 3 文字と式

3(5x − 3) を計算しましょう。

かける数
3
かっこの中のすべての項に配ります
3(5x − 3)
15x − 9
それぞれの項に かけます
答え
15x − 9
文字の項と数の項を書きならべます

答え 15x − 9

やってみる

えらんでから、答えをひらいてください。まちがえたときは、どこでちがったのかを見てから、もう一度やります。

  1. a × 1 を、文字式の書き方で表しましょう。

    • a
    • a × 1
    • a1
    • 1a
    答えと考え方を見る

    答え a

    もとの式
    a × 1
    どの決まりを使うかを見ます
    a × 1
    a
    × は省き、数は文字の前に書きます

    × が残っている。× は省きます

    数をうしろに書いている。数は文字の前です

    1 を書いている。1a とは書かず、a と書きます

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  2. 4x + 3 の x の係数を答えましょう。

    • −4
    • 3
    • 4
    • 4x
    答えと考え方を見る

    答え 4

    4x と 3
    + で区切られたひとまとまりが項です
    x の係数
    4
    文字についている数が係数です。符号もふくみます

    符号が反対になっている。マイナスも係数のうちです

    数の項を答えている。係数は x についている数です

    項を答えている。係数は、そのうちの数の部分です

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  3. 1 個 a 円のりんごを 3 個と、190 円のジュースを 1 本買います。代金は何円ですか。

    • a + 3 + 190
    • 3a − 190
    • 3a
    • 3a + 190
    答えと考え方を見る

    答え 3a + 190

    1つぶんの数
    a
    分からない数を文字で表します
    3 個ぶん
    3a
    文字式では × を省き、数を前に書きます
    3a + 190
    もう一方の数を、たすかひくかを場面から決めます

    数と文字のかけ算になっていない

    ひく向きが反対になっている。場面を読み直します

    項が1つ足りない。もう一方の数も式に入れます

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  4. x = −6 のとき、7x + 1 の値を求めましょう。

    • 43
    • 41
    • −41
    • −43
    答えと考え方を見る

    答え −41

    7x + 1
    7×(−6)1
    文字のところに、かっこをつけて数を入れます
    7×(−6)
    −42
    かけ算を先に計算します
    −421
    −41
    最後にたし算・ひき算をします

    x の符号を落としている。負の数はかっこをつけて入れます

    答えの符号が反対になっている

    数の項の符号を取りちがえている

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  5. 5x + 9x を計算しましょう。

    • 5x
    • 14
    • 14x
    • −4x
    答えと考え方を見る

    答え 14x

    文字の項
    5x と 9x
    文字の部分が同じ項どうしを集めます
    59
    14
    係数どうしをたします。文字はそのまま残ります
    数の項
    14x
    数の項は、数の項どうしでまとめます

    はじめの式だけを見て止まっている

    文字の項と数の項をまとめている。まとめられるのは文字の部分が同じ項どうしだけです

    文字の項の符号を取りちがえている

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  6. x は 3 以下です。不等式で表しましょう。

    • 3 ≦ x
    • x ≧ 3
    • x ≦ 3
    • x < 3
    答えと考え方を見る

    答え x ≦ 3

    3 そのもの
    あてはまる
    「以上」「以下」は、その数そのものを入れます
    記号
    x ≦ 3
    = のついた記号を使います

    左と右が入れかわっている

    向きが反対になっている

    その数そのものを入れるかどうかがちがいます

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  7. (5x − 9) + (4x − 5) を計算しましょう。

    • 9x − 14
    • 9x + 14
    • x − 14
    • −5
    答えと考え方を見る

    答え 9x − 14

    かっこの前
    プラスなので、そのままはずせます
    (5x − 9) + (4x − 5)
    5x − 9 + 4x
    かっこをはずします
    文字の項と数の項
    9x − 14
    それぞれをまとめます

    数の項の符号を取りちがえている

    文字の項をひいてしまっている。ここはたし算です

    文字の項と数の項をまとめている

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

  8. 2(6x − 4) を計算しましょう。

    • −12x + 8
    • 4
    • 12x − 8
    • 12x − 4
    答えと考え方を見る

    答え 12x − 8

    かける数
    2
    かっこの中のすべての項に配ります
    2(6x − 4)
    12x − 8
    それぞれの項に かけます
    答え
    12x − 8
    文字の項と数の項を書きならべます

    符号が反対になっている

    文字の項と数の項をまとめている

    かける数を、前の項にしか配っていない。すべての項に配ります

    この問題、へんだと思ったら教えてください。

よくあるまちがい

かたほうの数だけを見てしまう

2つの数の共通のものをさがすところで、かたほうだけを見ている

分母と分子を入れかえてしまう

0.74 を 5037 とする

約分まではできているのに、 書くときに上下が入れかわっている。

答えの符号を書きわすれる

答えが負になるのに、符号をつけずに書く

負の数には必ず − をつけます。

符号が反対になる

答えの符号が、正しいものと反対になっている

数を文字のうしろに書く

a×3 を a3 と書く

文字式では、数を文字の前に書きます。

× や ÷ を残して書く

a×3a×3 のままにする

× は省いて書きます。

かけ算をたし算にしてしまう

3a を 3a と読む

3a は a の 3 倍のことです。

係数の 1 を書いてしまう

a×1 を 1a と書く

1a とは書かず、a と書きます。

文字の並びがアルファベット順でない

b×a×2 を 2ba と書く

文字はアルファベット順に並べます。

÷ を分数の形に直さない

x÷3x÷3 のままにする

÷ は分数の形にします。

書き方を直すところで、かっこをはずしてしまう

x1)× 3 を 3x1 とする

ここでは書き方を直すだけです。

数の項を係数と答える

3x7 の x の係数を −7 とする

係数は、文字についている数です。

項を係数と答える

3x7 の x の係数を 3x とする

係数は、そのうちの数の部分です。

代入するとき、かっこをつけない

x−3 のとき 2x を 23 と読んでしまう

数を入れるときは、かならず かっこ をつけます。

代入する数の符号を落とす

x−3 のとき 2x を 6 とする

マイナスごと入れます。

文字の項と数の項をまとめてしまう

3x2 を 5x とする

まとめられるのは、文字の部分が同じ項どうしだけです。

文字の項と数の項が入れかわる

3x22x3 とする

どちらが係数かを取りちがえている。

文字の項の符号を取りちがえる

4xx を 5x とする

ひくのか、たすのかを読み落としている。

かっこの前のマイナスを、中のすべてに配らない

3x1)−(x4)を 3x1x4 とする

1 つ目だけ符号を変えて止まっています。

かっこをそのままはずす

前の符号を中に配らずに、かっこだけを取ってしまう

かける数を、前の項にしか配らない

2(x3)を 2x3 とする

すべての項に配ります。

かける数を、うしろの項にしか配らない

2(x3)を x6 とする

すべての項に配ります。

式にする項を1つ落とす

場面に出てくる数を、式に入れわすれている

ひく向きが反対になる

はらった金額代金」を「代金はらった金額」としてしまう

不等号の向きが反対になる

「x は 5 以上」を x5 とする

向きを取りちがえている。

その数を入れるかどうかを取りちがえる

「x は 5 より大きい」を x5 とする

「より大きい」は 5 そのものを入れません。

不等式の左と右が入れかわる

x55x とする

向きは同じでも、意味は反対になります。

むずかしいと感じたら、ここまでもどる

この単元は、前に習ったことの上に立っています。分からないところがあったら、下から順にたしかめてください。学年をさかのぼってかまいません。

  1. 小2 かけ算
    • 九九を となえて 1けた × 1けた の 答えが 出せる
    • 一つ分の数と いくつ分を 見つけられる
  2. 小3 かけ算の筆算
    • 2けた × 1けた の 筆算が できる
    • 何十・何百の かけ算が できる
  3. 小3 わり算
    • わりきれるわり算ができる
    • 九九を使って商を見つけられる
  4. 小3 小数
    • 0.1のくらいまでの小数の大きさをくらべられる
    • 0.1のくらいまでの小数を読んだり書いたりできる
  5. 小3 分数
    • 単位分数のいくつ分かで分数を表せる
    • 分数の意味を図をつかって話せる
  6. 小4 小数のたし算・ひき算
    • 筆算で小数点をそろえて書ける
  7. 小4 小数のかけ算・わり算(整数をかける・わる)
    • 小数÷整数の筆算ができる
    • 小数×整数の筆算ができる
  8. 小4 分数のたし算・ひき算(分母が同じ)
    • 真分数・仮分数・帯分数を見分けられる
    • 大きさの等しい分数を見つけられる
  9. 小5 倍数と約数
    • 2つの数の最大公約数を求められる
    • 2つの数の公約数を求められる
    • ある数の約数をすべて求められる
  10. 小5 小数のかけ算
    • 小数×小数の筆算ができる
    • 小数×整数の筆算ができる
  11. 小5 小数のわり算
    • 小数÷小数の筆算ができる
    • 小数÷整数の筆算ができる
  12. 小5 約分と通分
    • 分数を約分できる
  13. 小6 分数のかけ算
    • 分数×分数の計算ができる
    • 分数×整数の計算ができる
  14. 小6 分数のわり算
    • 分数÷分数の計算ができる
    • ある数の逆数を求められる
  15. 中1 正の数と負の数
    • 符号がちがう2数のたし算ができる
    • かけ算・わり算の符号を決めて計算できる
    • 正負の数の大小をくらべられる

まちがえたところは、あしたもういちど出ます。同じ問題ではなく、にた問題で出します。

今日の10問をやる

おうちの方へ|この単元があつかう学習指導要領の項目

数と式 文字を用いた式(一次式の加減)

この学年で扱う 項,係数 一次式の加法・減法 不等式による大小関係の表現

この学年では扱わない 整式の乗法・除法,単項式の乗除(第2学年で扱う) 式の展開・因数分解(第3学年で扱う)

出典:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編(文部科学省) /第2章 各教科 第3節 数学 第2 各学年の目標及び内容 〔第1学年〕

この単元を直した日:2026-08-22